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Orange Pi Plus2eにarmbianをインストールした時のメモ

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Orange Pi Plus2eにarmbianをインストールした時のメモ
OSをいろいろ試してみて一番不具合が少ないarmbian使うことにしたので、インストールのやり方等を書いておきます。

Armbianのデスクトップ版はDebiaベースからUbuntuベースに変わりました。インストール時の挙動も多少変わってましたが記事は更新してないので注意です。

インストールしたのはOrangePiPlus2E用のarmbian5.20のパソコン版(Jessie desktop)。少し前に試した時はGPUが非対応で描写のパフォーマンスが悪かったんですが、OrangePIPlus2Eのダウンロードページに「mali openGL非対応」の文が消えてるのでアップデートしたと思います。バージョンが変わってないけど気のせいじゃないよね..。

Orange Pi 公式サイト
armbianのユーザーガイド(英語)

インストールした環境

  • OrangePiPlus2E本体(電源5V2A、ヒートシンク・ケース付き)
  • HDMIのテレビ (32インチ1366x768)
  • 無線のUSBマウスとキーボード
  • microSDカード (32GB)
  • microSDにOSをインストールするためのパソコン (Ubuntu)

OSが決まったのでセットで買った透明ケースの組み立ててみたら精度が悪くて割れまくり。ないよりはマシだけども。それと支柱として使う付属してた六角ネジの長さが間違ってた。たまたま持ってたからよかったけど、さすがにルーズすぎませんかね。

放熱器はジャンク品から使えそうなのを取ってきて、放熱用の接着剤でCPUの上に直接くっつけました。ケースがあたるのでハンダゴテで溶かしてくり抜いた。(´ω` )キタネェ

OrangePiPlus2Eに透明ケースと放熱器付けてHDMIに接続。

1.microSDカードにOSイメージをインストール (Ubuntu)

OSのインストールのやり方はOrangePIの公式サイトに書いてあります。Ubuntuだと.imgを焼くアプリがなかったのでddコマンドで行いました。ただ、コマンドは得意じゃないので他の作業はGPartedを使ったりできるだけGUIでやってます。

  1. OrangePiPlus2E用のarmbianのJessie desktopをダウンロードして解凍。今のバージョンはarmbian5.20。
  2. パスをわかりやすくするために解凍してできたフォルダはホーム(home/usename/)に移動して、フォルダ名img名が長いのでarmbian/armbian.imgとリネームしときました。元がArmbian_5.20_Orangepiplus2e_Debian_jessie_3.4.112_desktop.imgと長すぎて見づらいので。
  3. microSDカードのデバイスのパスを確認。GPartedを使うとフォーマットもできたり便利です。
    他のデバイスがない状態だと/dev/sdbでした。SDカードの中身は次のDDコマンドで勝手に消えると思うですが、一応GPartedで消去しときました。
    UbuntuのアプリGPartedでパスを確認。フォーマットも簡単。
  4. 端末を開いてddコマンドでsdカードにインストールします。
    sudo dd bs=4M if=armbian/armbian.img of=/dev/sdX
    /dev/sdXは調べたパスに置き換えます。※このパスを間違えると悲惨なことになるので注意!
    .imgのパスはリネームして短くしてます。
    実行しても端末は無反応ですけどインストールは時間がかかるので気長に待ちます。

    インストールし終わってSDカードの内容を確認するとフォーマットはext4のみ。他のOSと違ってパーティションは別れてません。容量いっぱいext4になってたのでリサイズはせずそのままでいいです。

2.起動時の設定

microSDカードをOrangePiPlus2e本体へ入れて電源ONで起動すると、なにやらログがズラズラ表示されます。debianはこんな感じらしい。

しばらく待ってるとloginで止まりますが、スルーして待ちます。勝手に再起動するので次のloginで止まったら設定開始。最初のloginで設定するとうまくいきませんでした。謎です。

初期設定ではログイン名がrootでパスワードが1234。↓大体こんな感じで進めました。

login
で止まるけど待って再起動。

login: root
Password:1234
Changing password f or root.
(current) UNIX password: 1234
Enter new UNIX password: 新しいパスワード
Retype new UNIX password: 新しいパスワード

Creating new account. Please provide a username (eg. your forename): 新しいユーザー名
Enter new UNIX password: 新しいパスワード
Retype new UNIX password: 新しいパスワード

Enter the new value, or press ENTER for the default
と出たらenterを5回。
Is the information correct? [Y/n] y
Do you want to change display setting now? [nY] n

新しいパスワードは英字の7文字だとso simpleと言われたので、8文字以上で英数を含めました。
最後、ディスプレイの解像度に問題がなければnで終了して再起動。

テレビの解像度は1366x768なんですが自動で1280×720になっていて、テレビ側の設定でDot by Dotにすると端が余ります。yにするともっと細かく解像度が選べるのでやってみたらさらに小さく表示されてしまいました。バグですね。インストールからやり直してそのままnで終了。まぁ少し表示が小さくなるだけなのでいいや。

再起動で起動できたのでWi-Fiとか音とか軽く動作チェック。問題ないようでした。

3.eMMCへインストール

いろいろやる前にOrangePiPlus2Eには16GBのeMMC(内部ストレージ)があるので、SDカードからeMMCへコピーしました。やり方はスクリプトが用意されてるので簡単。Terminal Emulatorを開いて

sudo nand-sata-install

と実行すれば↓こんな画面になります。

armbianでnand-sata-installを実行してeMMCへインストール

途中Warningやらフォーマットしたりしますが、ハイハイしてればインストール開始。終わるまで結構時間かかります。eMMCへのインストールが終わったらPower offでシャットダウン。

microSDカードを抜いて電源ON。同じように起動すれば成功です。

起動したらまずはアップデートとアップグレードですね。

sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade

問題なく完了。

とりあえずこんな感じでインストールはうまくいきました。

Armbianの感想

armbianはその名の通りdebian系のOSなのでぼくには難しいOSなんですが、とにかく大きな不具合がなく安定してるのでありがたいです。OrangePiは他のOSの完成度が低いのでarmbianがなかったらゴミになってたかも..。

用途はサブのパソコンとして使おうかなと思ってたんですが、テレビに繋いでるのでYoutubeやビデオのストリーミングサービスにも使えそう。

これから日本語環境にしたり使いやすいように設定してみるので、役立ちそうなことがあったらまたブログに残しておきます。

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