セメントで自作アンプのケースを作る
DIYでもかっこいいのがいいし外側をどう作るか最近よく考えております。
型枠をレゴで作る
セメントの成形には型が必要なのでレゴで作ります。単純な四角い箱だし大きいものじゃないんでレゴでいけるだろうと。
▼サイズは14x7で幅は1ブロック分。下のポッチには取れやすいようにマーガリンを塗っておきました。離型剤として適してるかはわかりません。このポッチは埋めてもよかったけど蓋をするのに使うかもと思いまして。(使えました)
▼上が前面になります。高さは11ブロックあったので結構レゴが必要だったけどなんとか間に合った。トグルスイッチと確認用LEDのためにブロックで穴を確保。上は元のアンプで基盤を入れ替えて使います。
▼前面内側のポッチは邪魔なので油粘土で埋めました。ここは見えないところなので適当に。レゴのタイル(平面のプレート)を持ってれば楽だったんですけどね。
生コンクリート(モルタル)を作って型に流しこむ
セメントといっても混合する材料の違いで名称が変わりまして
- セメントペースト、ノロ -> セメントと水を混ぜたもの
- コンクリート -> セメントと砂利と砂と水を混ぜたたもの
- モルタル -> セメントと砂と水を混ぜたもの
だそうです。コンクリートが固まる前の状態は生コンクリート。でも生モルタルとはいわないっぽい。なんでや。
セメントはホームセンターにあった速乾セメント 1.3kg(家庭化学)を使いました(300円弱)。「骨材(砂)配合」、「約24時間で強度が現れます」、「水を加えるだけでOK!!」と書いてます。
この速乾セメントには砂が入ってるので正確にはモルタルですかね。
桶と水とスプーンを用意。生のモルタルを作っていきます。じょうごは詰まるので結局使わなかった。
▼作る前に少量で試してみたけど、加える水の量はシャバシャバだと強度がなくなるし硬すぎると気泡が抜けないので調節が必要。このぐらいが調度いいかなと思いました。
作る量は適当。速乾タイプだけどすぐ固まるわけじゃないので継ぎ足しても大丈夫です。
▼生のモルタルは直接溝に入れるより、中央に流して横をポンポン叩けば勝手に入っていきます。満杯になってもさらに気泡を抜くために叩く。
で水平なところに置いて一日放置。
型から取り出す
▼一日待つとガッチリ固まりました。隙間にセメントが入ってレゴが意外と外しづらい。
▼マーガリンが効いたのか土台のプレートもバリっと外れた。けど嫌な予感が・・。内側のレゴ外すのめちゃくちゃ大変そう。底が深いし・・
レゴを傷つけないで取るためにワニ口クリップのゴムをかぶせたラジオペンチを用意(笑)
▼嫌な予感は的中しまして、内側のレゴを外すのはかなり疲れました。指の皮がむけて血豆もこしらえた。レゴブロックも何個か犠牲に。
荒く扱ったのでポッチのとこが欠けてボロボロになってしまったけど、本体は頑丈で壊れなかったのが救い。
このあと軽く洗って乾かしました。
アンプを設置
▼これが自作パワーアンプの基盤。最低限の機能しかなくて前面はスイッチとLED、背面にスピーカー・電源・ミニジャックの端子が付いてます。
(オーディオ用の電解コンデンサに変えたりヒューズ付けたり以前のアンプを少し修正)
▼電源、スピーカー、スマホ(プレイヤー)の接続完了。
▼電源ON。トグルスイッチとLEDの位置はばっちり。LEDの穴は色付きの何かで埋める予定。
▼前面の見た目いい感じだけど側面のブロックの模様が気になった。ちょっと気持ち悪い。
▼側面の表面。この砂っぽくなってるところは、レゴの隙間から細かいセメントの粒子を含んだ水が抜けちゃった跡だろうなぁ。隙間は埋めておかないとだめだね。
それに隙間があるとレゴが外しにくくなって怪我するし、終わった後の掃除も大変でいいことなし。学びました。
▼背面はポッチが残ってるのでレゴで埋めることもできます。見た目はさておき、基盤を固定できるので実用的。
感想
初めてセメント使ったけど思ったより作りやすくて気に入りました。安くてどこでも売ってる素材なのがいいし、見た目もうまくやればかっこよくできると思う。
ただ型枠を作るのが大変かな。今回は小物だからレゴで作れたけど、これより大きいものを作るとなれば木とかで型枠を作らないといけないから難しそう。
セメント面白かったのでまた何か作ると思います。
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